令和5年11月29日に成立した令和5年度補正予算に、住宅の省エネ化への支援を強化するための補助制度が盛り込まれ、
このうち、環境省が実施する「先進的窓リノベ2024事業」の補助制度の詳細が以下の通り決定しました。
(1)補助対象事業
住宅所有者等※1がリフォーム事業者に工事を発注(工事請負契約※2)して実施する断熱窓への改修(リフォーム)工事を対象
※1 住宅所有者等とは、本事業にてリフォームする住宅の所有者(法人を含む)、居住者又は管理組合・管理組合法人をいいます。
※2 工事請負契約等が結ばれない工事は対象外となります。
なお、補助金は、住宅所有者に補助金全額が還元されることを条件に、断熱改修工事を行う事業者の申請に基づき、当該事業者に対して交付されます。
(2)補助対象期間
令和5年11月2日以降に対象工事(断熱窓への改修を含むリフォーム工事全体をいう)に着手し、令和6年12月31日までに工事が完了するものを対象とします。ただし、(6)に示す期間内に申請が可能なものに限ります。
(3)改修後の窓の性能
改修後の窓の性能が、対象住宅の種類に応じて下表に掲げる熱貫流率※1の基準を満たすものについて補助金交付の対象とします。なお、申請する際には、対象工事に関する証明書等※2が必要になります。
(4)補助額
補助額は、対象となるリフォーム工事に応じて、別添資料に示す補助額の合計とします。
また、複数回の申請を行う場合でも、1戸あたりの補助額の上限は、2,000,000円とし、1申請あたり合計補助額が5万円未満の場合は申請できません。
工法ごとの詳細は以下のとおりです。
(5)申請の流れ(事業の全体像)
本事業は、リフォーム事業者が、住宅所有者等からの発注を受けて補助事業者となり、補助金を申請し交付を受けるものです。ただし、交付された補助金は住宅所有者等に全額還元される必要があり、申請にあたっては還元方法について、予めリフォーム事業者が住宅所有者等に説明し、住宅所有者等の同意を得るものとします。
なお、工事着手後には交付申請の予約も受け付ける予定です。予約によって補助金が一定期間確保されます。詳細については、別添資料を御覧いただくとともに、詳細が決定するまでお待ちください。
※1 事業者登録の時点で対象住宅の特定は不要です。事業者登録後に交付申請が可能となります。契約・着工は事業者登録の前でも可能です。
※2 完了・引渡しの後に交付申請が可能となります。
(6)交付申請期間(予定)
令和6年3月下旬※1~遅くとも令和6年12月31日
※1: 集合住宅の一括申請(集合住宅における複数戸の交付申請を一括で行うもの)は5月中に申請受付を開始予定。
(7)その他
事務局HPが設置されるまでの間、補助金に関する追加情報については、以下の環境省のサイトにて随時アップしていきます。
【断熱窓への改修促進等による住宅の省エネ・省CO2加速化支援事業】
https://www.env.go.jp/earth/earth/ondanka/building_insulation/window_00002.html